2022年 公共工事設計労務単価

2022年 道内設計労務単価が11年連続で上昇

国土交通省と農林水産省は、2022年3月1日以降に契約する直轄工事に適用する、2022年度公共工事設計労務単を発表しました。

 

北海道の伸び率(単純平均)は、42職種平均で26,362円となり前年度比3.7%、主要12職種平均では4.8%の上昇となりました。

 

内訳は、「大工」が25,700円(前年度比600円増)、「電工」が22,600円(1,300円増)、「塗装」が25,800円(1600円増)等となっており、道連の主要10職種の平均上昇率は4.7%でした。

 

北海道では前年度を上回るのはこれで11年連続になります。

 

また、全国の動きでは全職種平均の単価は前年度比2.5%の増加となり、10年連続の上昇となりました。

 

国土交通省では、今回の2022年度公共工事設計労務単価の設定に係るポイントとして、必要な法定福利費相当額と義務化分の有給休暇取得に要する費用のほか、時間外労働等に必要な費用を反映させ、さらに新型コロナウイルス感染症の影響も考慮、前年度を下回った単価は前年度単価に据え置く特別措置を実施したことを挙げています。

 

改定された設計労務単価を、重層下請構造の野丁場における現場労働者の実賃金に繋げていくために、今後とも道連では全建総連の賃金運動と連動した取り組みを強化していく必要があります。

 

道連では、建設現場で働く仲間の賃金・単価引き上げに向けての意識を高めるための賃金宣伝行動も行っていますので、皆さんのご理解と取り組みのご協力をお願いします。

 

詳細は、国交省公式サイトをご参照下さい。

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