2025年度公共工事設計労務単価が発表されました
国土交通省と農林水産省は、2025年3月以降に契約する直轄工事に適用する、2025年度公共工事設計労務単価を、本年2月14日に発表しました。
北海道の伸び率(単純平均)は、45職種平均で30,342円となり前年度比4%、主要12職種平均でも3.1%の上昇となりました。
北海道では前年度を上回るのはこれで14年連続になります。
また、全国の動きでは全職種平均の単価は前年度比6%増の24,852円となり、13年連続の上昇となりました。
国土交通省は、今回の公共工事設計労務単価設定に関するポイントについて、最近の労働市場の実勢価格を適切・迅速に反映し、時間外労働の上限規制に対応するために必要な費用を反映させたとしています。
しかし、これらの設計労務単価は、重層下請構造における現場労働者の賃金には未だに届いていない状況が続いており、さらに賃金相場の底上げに繋がらなければ町場の賃金上昇にも反映されません。
道連では、建設業で働く仲間の暮らしと技能を支え、後継者が育つための賃金を目指し、今後とも仲間の意識を高め、賃金運動の前進に繋げていく取り組みがこれからも重要となります。